TOEIC初心者におすすめテキスト・参考書・問題集・教材の選び方と活用法

TOEIC初心者のみなさん、こんにちは!アリスンです!
本屋さんの英語学習本コーナーに行くと、TOEIC試験の勉強のために使えるTOEICテキスト、TOEIC参考書、TOEIC問題集など、世間にはいろいろなTOEIC関連本が出ていますよね。
こんなにたくさんの種類のTOEIC対策本や問題集などがあったら、何をどうしたらいいかわからなくなりませんか?
ましてや、TOEICを初めて受験される方からしたら、パニックになりますよね。
ここではそんな方のためにおすすめのTOEICのテキスト、参考書、問題集などについて、教材選びのポイントなどをシンプルにまとめてみました!
前回のブログ:
目次
TOEICの教材にはどんなテキストがあるのか?その特徴は?
まず、TOEICの対策本には大きく分けて、「公式の問題集」と、「非公式のTOEIC問題集」が存在します。
公式、非公式どちらの対策本や参考書も、よく本屋の英語コーナーで見かけることができます。
また、amazonなどでも、TOEICで検索をかけるとたくさんTOEIC関連本が出てきます。
その本屋などでよく見かける、それらTOEIC関連本のどれが公式で、どれが非公式なのか、というのを以下に説明してみました。
TOEIC公式問題集
公式と言われている問題集とは、TOEICを運営している会社である、IiBCが出版している「公式TOEIC(R) Listening & Reading問題集シリーズ」や「公式問題ボキャブラリー」のようなテキストのことをいいます。
本番のTOEIC試験問題と同じような問題が収録されています。
どのようなものかというとこちらです↓
このTOEIC公式問題集は、2016年に試験形式が変更されたさいに出たものなので、古いものになります。
現在では、こちらのようなデザインの本となっています↓
そして、2017年12月8日には、「公式TOEIC(R) Listening & Reading問題集3」が発売され、2018年10月には最新の、「公式TOEIC(R) Listening & Reading問題集4」が出版されました。
※ちなみにこの「公式TOEIC(R) Listening & Reading問題集4」から、音声問題を担当しているネイティブスピーカーが変わりました!
詳しくはこちら↓↓↓
上記の問題集のほかにも、最近ではリスニングだけに特化したトレーニング本、リーディングだけに特化したトレーニング本なども出版されています。
こちらです↓
TOEIC試験や模擬試験を通して、自分が苦手だと思ったパートを強化することができます。
ただ、この「公式TOEIC(R) Listening & Reading トレーニング」のListening編と、「公式TOEIC(R) Listening & Reading トレーニング」のReading編で、ちょっと使いづらいなーと思うところがあります。
それは、この二つのトレーニング集には各問題のポイントや、詳しい解説などが全く記載されていないので、ただ問題をやって、答え合わせをする、というだけのものとなっています。
武者修行をしたい人にはオススメですが、自分の長所、短所をしっかり直していきたい人には通常の問題集をオススメします。
TOEIC非公式問題集
非公式問題集は、TOEICを運営しているIiBC以外が出している本です。
本屋さんなどに行って、TOEICコーナーにある「公式TOEIC(R) Listening & Reading問題集」と表示されているものが、IiBCのもの。
それ以外に、たくさん置いてあるのが一般の教材、つまり非公式問題集です。
非公式問題集も公式問題集と同じように、リスニング、リーディングの問題が両方とも入っています。
しかし、ものによってはリスニング時間が本番よりも数分長かったり、公式問題集のネイティヴスピーカーより、クセの強いネイティブスピーカーをリスニング問題に起用していたりします。
そのほか、TOEIC対策本のなかにはPartごとに特化した対策本などもあり、自分の苦手なPartを集中的に強化して英語力を磨くこともできます。
このようなものです。↑↑
特に『TOEIC L&R テスト究極のゼミ』シリーズは、それぞれのパートに出てくるあらゆる特徴の問題とその対策方法が書かれていて、その練習も行えるようにいくつも練習問題が用意されています。
リスニングセクションではCDもついているため、英語を聴く力を養うこともできます。
この本を繰り返し行うことで、ある程度は点数をUPさせることができます。
他にはロバート・ヒルキさんや、デイヴィッド・セインさんなどが出している、TOEIC対策本もおすすめです。
とてもわかりやすく、そしてさすがにアメリカ人が書いているだけあり、英語に関する致命的な間違いもないため安心して勉強に取り組めます。
TOEICには過去問題集、いわゆる”過去問”は無い!
ここで疑問なのは、TOEICの過去問題集、いわゆる”過去問”はあるの?ということ。
ほかの資格試験などではよく、今まで実際に出題された問題集が過去問として、本屋やAmazonなどで売られているのを見かけますね。
しかし、TOEIC初心者の方はご存知ない方が多いと思われますが、TOEICテストには過去問題集というのは存在しません!
IiBCが出版している公式の問題集も、その他の出版社が出している非公式の問題集も、あくまで本番を想定した練習問題なので、本番試験に同じ問題が出てくることはありません。
あくまでも、その人の純粋な英語力が試されるテストとなっています。
TOEIC初心者には対策本として公式と非公式どちらがいい?教材選びのポイント
私はTOEICを勉強するうえでは、公式でも非公式でも構わないと思っています。
単純にTOEICの問題にいかに慣れるかというのも、TOEIC試験の対策には必要です。
2時間の試験をこなすというのは、簡単にできることではないからです。
実際にTOEIC試験中に居眠りしていたり、途中退出する方も0ではありません。
ただ、「公式か非公式、どちらかをおすすめして!」と言われれば、やはりIiBCが出している公式のTOEIC問題集を買うことをおすすめしています。
なぜかというと、先ほども書きましたが、リスニング問題で音声担当の方が公式問題集のほうは本番と一緒の人が行っているので、TOEICテスト本番のときまでに、耳を慣れさせておく事ができるからです。
それと非公式の問題集の中には、「これ問題としてどうなの??」というようなものがあったりする場合もあります。
以上の点で、IiBCが出している公式問題集をオススメします。
公式でも非公式でも、対策問題集を購入するうえで、重要なポイントが2つあります。
ポイント1
一つ目のポイントは、最新形式の問題集であること!
TOEIC試験は2016年5月から問題の形式が変わり、現在は新形式と呼ばれる形式となっています。
問題形式の変化に伴い問題数も変わりました。
リスニング問題
Part 1
10問 → 6問
Part 2
30問 → 25問
Part 3
30問 → 39問
Part 4
30問 → 30問
リーディング問題
Part 5
40問 → 30問
Part 6
12問 → 16問
Part 7
48問 → 54問
もちろん変わったのは問題の数だけでなく、問題内容にも変更があるので、必ず「新形式」のものを使うようにしてください。
特に600点以上を目指すというのであれば、新形式の公式問題集でなければほとんど意味がありません。
以前の形式の問題集を使ってしまうとTOEIC対策のための時間がもったいないことになってしまいます。
より本番の試験に近いという意味でもオススメはTOEICを運営している会社であるIiBCの公式問題集です。
ただ、TOEIC公式問題集と一言で言っても、問題集によっては簡単な問題集や難しい問題集と差があります。
そこで!
私がTOEIC初心者の方にオススメする公式問題集は、ズバリ!
こちらの問題集!
より最近の出題傾向に近い問題集が欲しい!という方には、公式TOEIC Listening & Reading問題集3をオススメします↓↓↓
お手持ちにない方は、上記の画像リンクをクリックすると、アマゾンでご購入いただくことができます。
上記の公式TOEIC(R)Listening & Reading問題集を使ったTOEIC対策のやり方は、下記の記事でご紹介しています。
ポイント2
さて試験対策本というのは個人的には、IiBCが出している「公式問題集」を一冊買うのみでことは足りるかなと思っています。
なので、私は公式問題集をおすすめしています。
なぜなら、IiBCが出している「公式問題集」や「模擬試験集」には、必ず解説本がついているからです。
解説本にはTOEICで使われる英単語や、フレーズなどが細かく記載され、試験問題の和訳がされていたり、回答するためのコツや、なぜ間違ったものが間違いで正解のものが正解なのか、などの解説が詳しく書かれています。
ただ、TOEIC公式問題集や「模擬試験集」の最大の欠点は、冊子が大きく、重たいという点です。
なので外出先で勉強する際は別に、持ち運びしやすい単語本を持っておくことも、オススメです。
本屋などに行くと・・・
「金のフレーズ」
「出る順」
「特急」
「ボキャブラリー」
「ターゲット」
「出る単」
などのキーワードを筆頭にたくさんの本が出ています。単語本の中身をチェックして、最もしっくりくるものが一番オススメです。
最近では金のフレーズシリーズに、新しく銀のフレーズも加わりました。
Allison’s EnglishのPlay-English Classではどのように単語を覚えるのか
Allison’s EnglishのPlay-English Classのレッスンでは、単語の覚え方も学びます。
まず初めに100均などで単語帳を用意します。
中学生や高校生の時によく使ったものです。懐かしいと思われる方も多いでしょう。
単語帳を用意したら次の手順を行います。
1 TOEIC公式問題集などを使って模擬試験を自宅で行う
2 採点する
3 わからなかった問題を解説で見直す
4 問題集内に出てきた単語で分からない英単語に◯します。
※ここでいかに自分に正直になれるか、というのも、ポイントです!
「なんとなく知っている」や「こんな風に覚えた」などが、足をひっぱるところになるのです。
なぜなら、自分が知っている単語の意味と、TOEICに出てくる単語の意味が、違う可能性があります。
わからない単語、あやふやな単語は正直に◯しちゃいましょう。
5 知らない単語の◯が多くても凹まない
※自分は何がわかっていないかを知るということは大事なことです。
この◯の数が多ければ多いほど、1年にわたり勉強していると◯の数が減っていくことに気づきます。
やりがいがあるので、今は耐えて、単純にこの困難も楽しめる自分をつくりましょう
6 ◯した単語を単語帳に書き出しましょう
※単語帳を自分専用の単語帳に作りあげます。こうすることで無駄な時間を省きます。
わからない単語に関しては単語帳に書いたり、その単語を見直したりする機会が増えることで、覚えていきます。
そして衝撃の7番!!!
7 覚えた単語はやぶいて捨ててください!!!
ひょえぇぇえええ!?って思いましたか?
そうなんです。これがアリスン流です。
これを言うといろんな質問が飛んできそうですね。実際のレッスンの時も質問攻めです笑。
まず、単語を覚えたか覚えてないかの判断基準は「1秒以内に応えられるかどうか」です。
数秒かかって答えたとしても、時間がないTOEIC試験では無意味です。
サッと応えられるようになった英単語を破きましょう!
次に、「忘れちゃったらどうしたらいいんですか?」という質問についてです。
忘れちゃってください!人間は忘れるもんです。
再度解説本を見た時に単語がわからなかったらその単語を再度追加していってください。
「また忘れちゃった。」、「悔しい。」、「次こそは。」という気持ちが大事です。
再度単語帳に書くことによって徹底的に覚えることができるのです。
「それでもどうしても単語の対策本が欲しいんだ」という方には、探し方として、英単語の数が最も多いものを買うことをお勧めします。
単純に勉強できる単語の範囲が広まるからです。
分厚い本を見て嫌になりそうであれば、自分にあったものを使うのが一番です。
本屋さんに足を運び、自分の目で確かめて、色があるものないもの、厚いもの薄いもの、小さいもの大きいものいろいろとある中で、自分のお気に入りを決めちゃうことが、一番のオススメです。
いかにテンションを落とさずに勉強ができるか、というのがこのような単語本の大事なコツだと思います。
この単語帳の作り方とやり方は、こちらの記事でもご紹介しています↓↓↓
なお、「これからTOEICを受験する!でも一人では準備や対策が全然できない…」という方は、まずはぜひAllison’s English 体験セミナーに来てみてください!(東京都内:恵比寿 or 永田町開催)
一緒に英語やTOEICを遊びながら、楽しみながら学んじゃいましょー!
1日のうちにどれだけ勉強時間を保てるかも重要!
上記に挙げたポイントを押さえつつ、自分に合った参考書や問題集を購入した後に重要なのが、どれだけTOEICの勉強時間をつくれるかということです。
せっかく自分に合った参考書などを手に入れたとしても、それを使って勉強をしなければ、宝の持ち腐れとなってしまいます。
Allison’s Englishの生徒も、TOEICで600点以上を取得される方というのは、教わったことや学んだことを活かして毎日1.5時間から2時間は勉強をしています。
また、試験に慣れるという意味でも、自分で2時間計りながらの模擬試験を、テスト本番までに最低でも2回はしておきたいところです。
別の記事、「日本語と英語の言語的距離」でも言いましたが、各言語間には言語的距離というものがあります(詳しくは前述の記事をご覧ください)。
言語というのは触れれば触れるほど言語的距離が縮まって習得に近くなり、触れる時間が少なくなるほど言語習得から遠ざかっていってしまいます。
TOEICの勉強も毎日一定の時間勉強できるように自分の日々のスケジュールを見直して、勉強時間をつくるようにしましょう。
そのためには自分のなかの優先順位を決めるということも大事です。
問題集についてくるリスニングCDを活用しよう!
他の記事でも取り上げていますが、
「英語のリスニング力を底上げしたい!」
という方は、ぜひ、リスニングCDが付いているTOEIC公式問題集や、TOEIC参考書を買われることをおすすめします。
先ほど、公式の問題集には解説本が付いてくると書きましたが、それ以外にも、公式問題集にはリスニング用CDが付属されています。
このリスニングCDを自分のスマートフォンや携帯用音楽プレーヤーに入れれば、移動中や仕事の合間に耳元で再生することが出来ます。
人間の耳というのは、英語や他の言語をただ聞いているだけでも、その言葉にだんだん慣れていきます。
なので、リスニングCDをただ聞いているだけでも、リスニング力をUPさせることができるのです。
音楽が好きな人なら、耳の周波数を英語にチューニングし直すイメージです!
もちろん、ただ聞くよりは意識して聞く方がより効果的ではありますし、「シャドーイング」という、CDに合わせて英文を同じスピード声に出して読む練習などできると、よりリスニングで点が取れるようになります!
公式問題集でシャドーイングをするさいは、公式問題集の解答・解説本にリスニングパートでしゃべっている内容が書かれているので、そちらを見ながらシャドーイングしましょう。
ただし!
テスト1週間前くらいからは、イヤフォンではなく、スピーカーからリスニングCDを聞くようにしてください。
本番のテストでは、イヤフォンではなく、スピーカーから流れてくる音声を聞きながら問題を解きます。
イヤフォンばかりでリスニング練習してしまうと、本番でスピーカーから聞こえて来る音の違いに戸惑ってしまうかもしれません。
その動揺がテストに集中できなくさせては、元も子もありません。
ぜひ1週間ほど前からは、イヤフォンではなく、スピーカーでリスニングCDを聞いて自分の耳を、楽器のように英語の周波数に合わせて行きましょう!
まとめ
どのような教材を買うにしろ、あまり買いすぎないことがTOEICの勉強のポイントでもあります。
教材をいっぱい買ったのはいいけど、手がつかなくなってしまう人をよく見かけます。
TOEIC教材を買ったなら、その一冊をとことんやり込むということの方が、TOEIC点数(スコア)につながります。
それだけで点数も英語力も上がります。
一番のおすすめはTOEICを運営しているIiBCが出している公式TOEIC Listening & Readingシリーズの1冊が一番おすすめです。
ぜひ一冊をやり尽くしてください!
See you again!
Allison's Englishでは、英語・英会話の勉強や触れ方にお悩みの方のために代表講師、アリスン(Allison)によるカウンセリングを行なっています。
時間は約1時間程度を見込んで行います。
「TOEICの点数が会社で必要なんだけど勉強の仕方がわからない」
「海外留学、もしくは海外移住のためにIELTSのポイントが必要だけど試験対策をどうすればいいの?」
「英語を話せるようになって海外旅行をもっと楽しめるようになりたいけど、どうすれば上達するの?」
「日本で英語を話す環境がなくて困ってる!一体どうすれば…?」
など、英語に関するお悩みをお抱えの方のお悩みをきき、アリスンなりのアドバイスやご提案、オススメの学び方などをさせていただきます。
LINE、Skype、Zoomなどのビデオ通話でもカウンセリング可能です。お気軽にお申し出ください。
ぜひ、英語でお悩みの方はカウンセリングにお越しください。